最近テレビコマーシャルなどよく耳にするようになったAGAは男性型脱毛症のことです。原因として両親や祖父母からの遺伝や男性ホルモンが関係するといわれていますが、そのために仕方がないとあきらめてしまってはどんどん進行し、頭髪がない状態にもなりかねません。頭髪が薄いと年齢よりも老けて見られることあるのでできれば食い止めたいものです。
ここ近年いろいろな医薬品メーカーや日用品のメーカーなどが薄毛で悩む人のために、その進行を食い止めるためのシャンプーや発毛剤、育毛剤、サプリメントなどを日々研究、開発し販売をしています。市販のカツラやウィッグも以前より技術がずいぶん進み、自毛か人工毛かわからないくらい高性能の桂やウィッグが販売されています。また医療の現場でも薄毛の進行を食い止めるためにAGA専門の診療科目もできているので、薄毛になってきたからといってそれほど悲観することもない時代になってきました。
さらに植毛を受けることができるクリニックもあります。薄毛をなかなか食い止めることができずにどんどん進んでしまった人には朗報です。植毛という技術は以前からもあり人工毛の植毛が主でしたが、最近よく言われているのが自毛植毛です。
それは自分の毛を植毛するというものですが、同じ頭部でも薄毛になりやすい部分となりにくい部分があるのです。前頭部や頭頂部は薄毛になりやすく、側頭部や後頭部は弾性ホルモンの影響を受けにくいので薄毛になりにくいのです。そこで後頭部に残っている毛を毛髪組織ごと頭頂部や前頭部に移植していくという方法なのです。そうすることで活発に活動を続けている後頭部の毛髪組織は前頭部でも頭頂部でもまた活動を続け新たな毛も生えてくるのです。その新たな毛はまさに自分の毛なのでまったく自然な頭髪になることができるのです。もちろんその毛髪組織から生えてくる毛は成長期、退行期、休止期というサイクルを経てまた新たな髪の毛を成長させることになります。
日本皮膚学会が男性型脱毛症に関する初の診療ガイドラインをまとめ、そこで自毛植毛が「勧められる」という評価を得たのです。だから安心して受けることができます。自分の毛名sので拒絶反応がないことも大きなメリットです。そして特徴としては、移植した髪の毛はいったん抜け落ちて3カ月程度でまた生えてきます。そして完全に生えそろうには半年程度かかりますが、効果が表われなかったと思わず気長に待つことも必要になってきます。また普通の毛と同じように加齢によって白髪にもなるので、本当に自分の毛です。値段は植える株数に代て変わってきますがおよそ30万円から150万円くらいです。
また実際に植毛の手術を受けた方からは「3カ月くらいしたら生えてきた」「帽子をかぶらずに外出できる」などの口コミが寄せられています。